学校法人盈進学園 盈進中学高等学校

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生き抜く力
クラブ活動は「盈進共育」の“元気の素”

盈進中学高等学校
校長 延 和聰

激変の時代を生き抜く

悲しき病、止まぬ紛争、格差社会、AIの時代等々、現代に生きる私たちは、予測できず、答えのない問題、未知の課題に直面しています。私たちは、激変するこの時代を、ひとりの人間として、生き抜かなければなりません。

たくましい知性としなやかな感性を育むクラブ活動

いま、どんなひとが求められているのでしょうか。未知の課題にも果敢に挑むには、「たくましい知性」が必要です。国境を越えた諸問題を解決するには、異なる国籍や性別、思想信条、価値観などの多様性を尊重し受け入れる「しなやかな感性」が必要です。そのために、盈進は、クラブ活動を、大切な「盈進共育」の柱と位置づけており、とても活発です。

「盈進共育」は、社会に貢献する力を育む

「盈進共育」のベースは、私学盈進の建学の精神「実学の体得」~社会に貢献する人材の育成~です。「社会に貢献する」には、大きく3つの力が必要だと考えます。
一つ目は、基礎学力です。盈進は、何より学習が最優先です。「授業こそ基本」です。
二つ目は、やさしさや思いやりの心です。それには想像力や共感力が必要です。ひとはひとりでは生きていけません。仲間と共に、悩み、悲しみ、よろこび、支え合って生きていくのです。
三つ目は、自分の“弱い心”に克(か)つ精神力です。それには基礎体力や忍耐力が必要です。ひとはどうしても楽な方に流されやすい生きものではないでしょうか。目標に向かって毎日、決めたことを、励まし合って、継続してやり抜く力(継続力)が大切なのです。

「生き抜く力」:想像力、共感力、基礎体力、忍耐力、継続力

想像力や共感力、基礎体力や忍耐力や継続力は、6年間もしくは3年間、クラブ活動の先輩や後輩や同級生との関係の中で、自然に身につくことが多いと考えています。それは、同じ目的をもった組織の中で、常に学び合い、励まし合い、指摘し合い、支え合って活動するからです。これらの力を身につけたひとは、仲間を大切にして、自分で考え、自分で行動することができ、自ら輝きます。まさに、このひととしての力が、社会に貢献し、「生き抜く力」なのです。

無限の可能性とかけがえのない能力

生徒はみんな、無限の可能性とかけがえのない能力をもっています。盈進には、生徒それぞれの可能性や能力を思う存分に発揮して、目標に向かい、仲間と共に本気で打ち込める環境と、それを互いに認め合う風土があります。それは、私学盈進の他校とは違う伝統です。だから、学校が楽しいのです。クラブ活動は、その伝統を育んできた「盈進共育」の大切な柱であり、“元気の素”なのです。

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