2016年02月17日
入学前から弁護士への憧れは漠然とですがありました。クラブ活動(サッカー部)に打ち込む毎日、時間的に余裕がなかったため、ほとんど進路について考えることはありませんでした。真剣に進路と向き合ったのは高3のとき。司法制度改革が始まり、司法試験合格者が倍増し、法学部へ進学することで実際に弁護士になることができると実感が持てるようになったからです。
中央大学法学部に進学後、最初の目標は、中央大学のシンボルである「炎の塔」で、学内試験の成績優秀者にのみ与えられる学習室の席を獲得することでした。最初の試験で努力の甲斐もあり、席を獲得することができ、自然と勉学に打ち込むようになっていきました。しかし、サッカーとの両立が難しく、しばらくは本気で司法試験に向けての学習ができませんでした。
本気で司法試験合格を目指したのは大学2年の冬、エクスターンシップで何人かの依頼者と関わったとき。「社会的弱者と言われる人々の力になりたい」と強く感じ、「法律で支えることができる人が目の前に居る。自分に何かできるのか。何とかしたい。」そう感じた時、私の中でスイッチが入るのを感じました。その後は、とにかくサッカーと勉強の両立に明け暮れる毎日。司法試験を突破し、弁護士になり、自分の力を誰かのために役立てたい。そんな思いが私を突き動かしました。
くじけそうなとき、支えてくれたのは、盈進で学んだ「自分の限界」。限界を知っているからこそ乗り越えようと努力し、準備もできました。もう1つ自分を支えてくれたのは盈進で得た多くの仲間。激励と切磋琢磨の日々が大いに支えになりました。
現在は司法試験に合格し、最高裁判所司法修習生として、実習地の広島で法曹三者の方々から学んでいます。来年からは大阪の法律事務所で弁護士として自分の力を多くの人のために役立てます。