2017年04月28日
4月27日(木)、5月2日よりウィーンで開催されるNPT(核拡散防止条約)再検討会議第1回準備委員会の開催にあわせて派遣される2名、5年(高2)高橋悠太君と後藤泉稀さんが、枝広 直幹福山市長を表敬訪問しました。2人は先日、広島市にて外務省より「ユース非核特使」の委嘱も受けました。本校の鎌刈理事長先生、菅校長先生も同席してくださいました。
高橋君と後藤さんは、「私たちは、72年間被爆者やそのご家族が、苦難の人生を生き抜き、「No more Hibakusha」と訴えてきた歴史を忘れてはなりません。また、多くの市民の草の根の運動の歴史を胸に刻まなければなりません。そうした犠牲と運動の上に、私たちの平和な日常があり、署名活動や今回の「ユース非核特使」の派遣があるのです。私たちは被爆者の方々の思想を胸に刻み、日本の加害の歴史も学び、人類生存のため、心をこめて活動していきます。」と力強く決意表明をしました。枝広市長からは、「私たちのまち、福山も非核宣言都市として平和行政に力を入れています。お二人ように継続した活動をしていくことが本当の平和を築いていく上で何よりも大切なことだと思います。平和は空気のように感じてしまいがちなもの。しかし、だからこそ平和を真剣に希求する心がないと実現できないものだと思います。意義深い役割をしっかりと果たし、お二人の人生にとっても素晴らしい経験となることを祈っています。」と激励をいただきました。また二人に激励金を授与していただきました。枝広市長をはじめ、関係の方々に心から感謝申し上げます。
2人は5月2日広島空港を発ち、羽田よりウィーンへ向かいます。以下、現地での大まかな行程です。現地での様子は本校ホームページにて随時アップしていく予定です。
こちらも併せてご覧ください。
5月2日(火) 広島空港7:35発 →羽田空港 →フランクフルト →ウィーン着
5月3日(水) 国連パス取得
児玉三智子さん(日本被団協事務局次長)との面会
NPT再検討会議第1準備委員会 傍聴
国連ガイドツアー
NPT 再検討会議第1回準備委員会NGOセッション傍聴
5月4日(木)地元の青少年との交流・CTBTO視察
北野充氏 (在ウィーン国際機関 日本政府代表部 大使)面会
5月5日(金)IAEA 視察
ファンデルクワスト議長(オランダ)への署名手交
5月6日(土)プレゼンテーション準備 : 午後 プレゼンテーション リハーサル
5月7日(日)ウィーン大学学生との意見交流・市内視察
5月8日(月)平和首長会議ユースフォーラム
(英語で被爆地ヒロシマの「核廃絶」の願いを訴えます。)午後:ウィーン発
5月9日(火)羽田空港着 → 18:25 広島空港着