2020年12月01日
先月20日(金)、国立(ハンセン病)療養所・長島愛生園(岡山県瀬戸内市)が開園90周年を迎え、その式典が開かれました。山本園長が医師として、また、人として、入所者の方々を心から大切に思っておられることが十分に伝わるごあいさつでした。厳しい差別を生き抜いてこられた中尾自治会長の「負の歴史を伝え続け、よりよい未来に生かしてほしい」というメッセージは、ずしりと重く心に響きました。式典のなかで、本校に対し、感謝状と記念品(備前焼)が贈られました。1997年から24年間、本校生徒や教職員が、家族やふるさとに帰られない過酷な人生を強いられた入所者の方々から、「人はどう生きねばならぬか」「社会はどうあらねばならぬか」について、教えてもらって来ました。感謝するのは本校の方であります。それでも、私たち盈進のことを大切に思ってくださっている長島愛生園の方々に心から深く感謝いたします。