2021年10月28日
先日、日本被団協(原(水)爆被害者団体協議会)理事、広島被団協理事長の坪井直先生が亡くなられました。謹んでご冥福をお祈りいたします。
坪井先生は元中学校の数学の教員で校長も務められました。「ヒロシマの顔」「世界のヒバクシャの顔」でもあった坪井先生は、本校の生徒とも深くかかわり、これまで幾度となく交流を持ち、Never Give Up の言葉と共に、常に私たちを勇気づけてくださいました。2015年8月5日(水)、当時5年(高校2年)だった橋本瀬奈さん(元ヒューマンライツ部部長)が日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)被爆70年記念の「つどい」で、高校生代表としてスピーチを行った際の様子も本校HPに掲載しています。
(https://www.eishin.ed.jp/news/2015/entry1033.html)
被爆地広島の魂「ピカドン先生」のご遺志を継ぎ、「核廃絶は被爆者の苦しみが原点」を胸に刻み、これからも生徒と共に核廃絶の実現のために、活動を続けて参ります。
新聞記事等でも本校生徒のコメントが多く掲載されています。
10月26日付、中国新聞には、2016年3月、坪井先生から2日間に及んで証言を聞き取った本校生徒たちとの写真が掲載されています。また、オバマ大統領広島原爆慰霊碑献花式に参列し、大統領と坪井先生が握手する姿を真後ろで見ていた作原愛理さん(現広島大4年)のコメントも掲載されています。作原さんは来日前のオバマ氏に「坪井先生の手を握ってほしい」と手紙に書きました。
(本校HP 参照:
https://www.eishin.ed.jp/news/2016/entry2163.html/
https://www.eishin.ed.jp/education/global/obama_in_hiroshima.html)
朝日新聞、共同通信等様々なメディアでも、現在、ピースボート(ICAN日本支部)等で活動を広げ、坪井証言の冊子化の中心を担った高橋悠太君(現慶應義塾大3年)のコメントが掲載されています。本校生徒とのつながり、坪井先生が伝えたこと、※生徒がまとめた冊子「にんげん 坪井直 ~魂の叫び~」に関しての記事も毎日新聞コラム(余録)に取り上げられました。(以下、PDF参照 ①)
高橋君は様々な場で核廃絶に向け、地道な活動を続けています。彼が関連している活動のHPのURLです。是非、併せてご覧ください。
KNOW NUKES TOKYO
カクワカ広島~核政策を知りたい広島若者有権者の会~
議員ウォッチ
すすめ!核兵器禁止条約プロジェクト
証言を冊子化し(広島原爆資料館へ寄贈、県内公共図書へも配布)、それを英訳したもの(教育協力校・京都外国語大学「NET-GTAS」(被爆証言多言語翻訳チーム)との協同作業)も、インターネットで世界に配信しています。(以下URL参照)
STORIES 「CRY OF THE SOUL」Survivors Stories | by NET-GTAS
インターネット発信はNHKworldや毎日新聞worldニュースでも取り上げられています。
NHK World News
“Every second counts”—the rush to translate hibakusha testimony | NHK WORLD-JAPAN News
毎日World
Students translate booklet on ‘Pikadon Sensei’ A-bomb survivor’s experience – The Mainichi
坪井先生のご功績、本校生徒の思いと共にご覧ください。
※生徒がまとめた冊子「にんげん 坪井直 ~魂の叫び~」(PDF)は以下でダウンロードできます。(必要に応じて印刷してください。転載・変更等はご遠慮ください)
冊子をご希望の方は、本校へお問い合わせください。