2023年09月08日
9月7日（木）、今年度２回目のホンモノ講座が行われました。今回は、トヨタ自動車株式会社よりカローラ、CH-R、プリウスなどを開発したチーフエンジニアである上田泰史（うえだ やすし）様にお越しいただき、「もっといいクルマづくりにむけて～プリウスの開発ストーリーから～」と題して、語っていただきました。
今回のホンモノ講座は、5年C組の濱本誠生（はまもと まさき）君が探究の授業において、自動車開発について調査をした際に、トヨタ自動車の上田様宛てに手紙を書いたことで実現しました。
講演会では、新型プリウスの開発ストーリーになぞらえて、「クルマ開発における秘話」や、「開発の選択肢はそれぞれの時代で、それぞれの地域で、それぞれの見方で、それぞれの解があることで広がること」など、普段聞くことができない技術者として目線の話を分かりやすくまた興味深くお話してくださいました。
また、モノづくりなどの組織で活動するときにおいて、それぞれの専門分野の人々が分業で行うのではなく、一人ひとりが同じ目標を共有し、専門性を飛び越えて、「One Team」でプロジェクトを進めることが大切であると、熱く語ってくださいました。
講演会後のプリウス見学会では、非常に多くの生徒が参加し、クルマの構造について語る上田様の話に目を輝かせながら、夢中で聞いている姿が印象的でした。
座談会では、「自動運転技術に関すること」や「未来の自動車開発の展望」など、講演会では聞けなかった自動車開発に関する深い内容のお話を聞くことができ、予定時間を過ぎても質問の手が止まらないほどの大盛況でした。
今回の講演会を通して、生徒たちにとって、自らの進路を切り開くための選択肢が増えたのではないかと思います。
上田様から教えていただいた視点や考え方などを今後の学生生活に活かしていきます。
上田泰史様、今日は本当にありがとうございました。
＊以下は生徒の感想文抜粋（中３ 男子生徒）
講演会を聞いて、「やっぱり自分はモノ作りが好きだ」と感じました。車を作る仕事に就きたい！と強く思いました。もともとモノ作りが好きで、気づけば長時間作業に没頭するような性格でした。最近はプラモデルなどのモノづくりから離れていましたが、今日の講演会を聞いて、改めて、モノづくりをしたくなりました。小学4年生のころに、車の工場見学に行ったときに抱いた「車を作りたい！」という夢を思い出しました。今後、「車づくりの仕事」について、詳しく調べていきたいと思います。今日はありがとうございました。
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