2024年11月16日
11月12日(火)、今年度2回目のホンモノ講座を実施しました。今回はプロバスケットボールチーム『広島ドラゴンフライズ』でジェネラルマネージャーをされている岡崎修司様にご来校いただき、「自らを鍛えるマネジメント能力 ~仲間と共に~」というテーマで講演をしていただきました。
岡崎さんは、高校時に県の最優秀選手に選出され、3年連続で全国大会出場を果たされました。その後、広島大学薬学部在学中に『広島ドラゴンフライズ』とプロ選手契約を締結、地元広島出身のプロバスケットボールプレイヤーとして活躍されました。その一方で、薬剤師国家資格やMBA(経営大学院修士)を取得され、薬剤師・大学講師・バスケットボールコーチとしても活躍、さらに株式会社GRITの立ち上げや広島ドラゴンフライズジェネラルマネージャー就任など、マルチに活動を続けられています。
講演では、まずテーマである「マネジメント」とはなにか、というお話から、個人や組織が成長していくために大切なことを、例を挙げながら具体的に説明していただきました。文武両道を体現してこられた岡崎さんの自己管理や時間管理の方法についてのお話は、自らの行動や生活を見直すよい機会となりました。生徒自身が自らの行動について考える時間もあり、現在それぞれの目標に向かい勉強やクラブ活動に懸命に取り組んでいる生徒たちは、真剣な表情で岡崎さんの話を聞いていました。講演最後の「live as if you were to die tomorrow. Learn as if you were to live forever. (明日死ぬと思って生き、永遠に生きると思って学び続ける)」という言葉も、多くの生徒たちの心に残りました。
講演後の質問コーナーでは、「プレーヤーとマネージャーでバスケットボールの見え方に違いはあるか」、「選手とのコミュニケーションで大事にされていることは何か」、など、岡崎さんが現在取り組まれていることやマネジメントをする際に意識されていること、また勉強法や進路の決定の仕方についてなど、多方面から多くの質問があがりました。
また、全体講演会後に行われた希望者による座談会では、バスケットボール部の生徒や、将来マネジメントや経営に関する仕事に就きたいという目標を持った生徒が多く集まり、より深い内容のお話を聞くことができました。座談会終了後も岡崎さんの周りには多くの生徒が質問に集まり、岡崎さんからたくさんのことを学ぼうとする姿がありました。
自らの行動をマネジメントする方法や、個人として、そして組織として高い目標に向かい努力を続けることの大切さに気づくことのできた一日となりました。