2025年03月21日
2024年3月15日、春を呼ぶ雨が降り注ぐ中、盈進中学校卒業式が挙行されました。卒業生135名がこの日、盈進中学校を卒業しました。
3年間を通じ朗らかで元気にあふれた学年でしたが、卒業式もあふれんばかりの笑顔で入場してきました。そして、その笑顔には3年間、学習や修了論文を通して立派に成長した誇らしげな表情も垣間見ることができました。
学園長先生は生徒に向けて、太宰治の小説『葉』から哲学者ベルレーヌの「撰ばれてあることの恍惚と不安と二つわれにあり」という言葉を引用し、いま、人生において重要な時期を迎えている生徒たちに、自分自身の存在について問いかけ続けることの意義を語られました。
理事長先生からは本校の建学の精神「実学の体得」をもとに歩んできた道について語られました。そして、しっかり成長した姿を称える言葉が送られました。
校長先生からは、沖縄学習旅行でも見せた、とびっきりの明るさを称えるとともに、小川糸の小説『つるかめ助産院』から命の尊厳について生徒に語り掛けました。そして、今の時代の中でいのちを大切にすることがどれだけ重い意味を持つことかを生徒に伝えられました。
その後、在校生代表の中学校生徒会長から大好きな先輩へ感謝の思いを込めた言葉が送られました。
最後に、卒業生代表5名が仲間への思い、クラブ活動の思い出、未来への夢を語りました。この3年間でかけがえのない友と会い、恩師に支えられて夢を持つようになったこと、励まし続けてくれた保護者への思いを、前を向いてしっかり語りました。
卒業式が終わると、1・2年生がつくった花道を通り、最後のLHRへ向かいました。
最後のLHR。生徒の目にも、保護者の方の目にも熱いものが見られる、そんな素晴らしいLHRでした。
卒業生のみなさん、さあ、高校生活です。高校生となっても、あなたたちらしく元気で、何より仲間を大切にする学年でいてくださいね。