*作文および面接による選考(選抜)
初めての海外。不安いっぱいの私だったが、それはすぐに消えた。現地で交流した人々は、私たちを温かく歓迎してくれたからだ。私の中国語は片言で聞き取りにくい。でも、興味深そうに話を聞いてもらって、言葉が通じ、とても嬉しかった。
お互いの文化について話をすることができ、相互理解を深めることができた。特に印象的だった話が、日本人と中国人の両国に対するイメージの違いだった。日本人の持つ中国人のイメージは、ニュースで報道される内容に影響があるせいか、日本が嫌いで、少し冷たいと考えている人が多いと感じる。反対に中国人の持つ日本人のイメージは、優しくて、とても丁寧だと感じていた。日本に対して好印象を持っていただけているのはとても嬉しかったが、日本人は取り上げられるニュースや知識の少なさによって偏った見方や勝手なイメージを作り上げてしまっているように感じた。
私は、今回の経験を通して、これからも継続しなければならないことを見つけた。それは、他者理解の姿勢だ。私は、事前に中国について本を読んだり中国籍の友人から話を聞いたりした。このことこそが、多文化共生のさらなる構築の第一歩ではないかと感じている。
今後は実際に現地を訪れて感じたこと、学んだことを日本人に伝えていく活動をしていきたいと思う。県のスタッフのみなさんと仲間たちに感謝いたします。