さまざまなジャンルの文章に触れ、刺激を受けることで、自分だけの枠にとらわれない、広い視野の獲得を目標にしています。読む力をつけるのみならず、自らと向き合い、人生を切り拓いていくための「国語力」「思考力」の形成を目指します。授業では「表現する」指導を大切に、学習を通して得られた知識や、自分の中に新たに生まれた視点などを、文章にまとめる活動を繰り返し、書くことに慣れて自信をつけます。ICTを活用して、複数の文章を読み比べたり、さまざまな資料と照らし合わせたりする等、新時代に対応するための国語の学びを展開しています。
特徴ある学びづくり
「新聞記事」を使った読解力養成
学年テーマに沿った内容や、その時々に話題になっている内容の記事を読み、要約します。繰り返し要約に取り組むことで、意見を読み、まとめる力がついてきます。
新聞を使った授業
1~2年生における基本的な学習習慣の確立は、学力向上には欠かすことのできないものです。国語が好きになるような授業、具体的な家庭学習の内容の指示、実行の確認のサイクルを繰り返していきます。また1年生の早い時期から百人一首の暗唱を中心に、古典の授業を行います。2年生ではそれに加えて有名古文の暗唱に取り組んでいます。また年に1回、全員で『日本漢字能力検定』を受験します。
3~5年生では、学習を通して得られた知識や、自分の中に新たに生まれた視点などを、文章にまとめる活動を授業の中で繰り返し、論理的に考えるための基礎づくりに徹底的に取り組みます。3年生では読書科と連携し、自らテーマを設定して仮説を立て、さまざまな資料をあつめて検証していく「修了論文」にも取り組みます。5年生では、「国際理解フィールドワーク」で感じた、海外の文化に関する疑問に対して仮説を立て検証していく論文を作成し、発表するなど、学校行事を学習に生かす展開をしています。
現代文・古典の授業では、教科書内容に加えて、「演習」を独自に取り入れています。ここで重視しているのは記述問題に対応する力をつけることです。現代文、古典ともに、生徒の学習進度にあわせて、入試に準じた問題に数多く取り組みます。
6年生では、個人の進路実現を目指した重点的な指導を行います。大学入学共通テスト・国公立大学・私立大学の入試それぞれに対応した演習、小論文の集中講座、レベル別の補習など、個の状況に合わせた学習の機会を準備します。